食中毒予防の基本1 まずは手洗いから
食中毒の原因の8%は細菌類。この細菌を体内に入れないことが第一の予防法です。それには何と言っても手洗いを十分にすることが基本。
特に指のまた、爪の間、指輪、腕時計などの場所は細菌類の絶好の隠れ場所。
調理や食事の前には念入りに洗いましょう。
せっけんを十分に泡立て、手首から手の甲、手のひら、指などを念入りに時間をかけてこするようにしながら洗うと効果的です。
2、3分ぐらいこすり合わせてしっかりとすすぎます。
【食中毒予防検査】腸管出血性大腸菌( O157・O26・o11 )
赤痢菌 サルモネラ菌 パラチフス菌
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食中毒予防の基本2 手荒れや傷は細菌類の絶好のすみか
手や指が荒れてたり傷があったりする場合、そこに細菌が入り込んで繁殖しますから、食品を扱う調理などは避けるべきです。
どうしてもしなければならないときは清潔なゴム手袋などを着用しましょう。
普段から手や指先の手入れをし、傷を作らないよう心がけておくのも食中毒防止の基本です。
食中毒予防の基本3 タオル類も意外な盲点
いくら手を洗って清潔にしても、タオルが汚れていては逆効果。
タオルやふきん類は食中毒防止の意外な盲点です。
できればタオル類はたくさん用意して、一回使ったらすぐ取りかえるのがベストでしょう。
食中毒予防の基本4 キッチンまわりの食中毒予防
キッチンまわりで注意しなければならないものは、まずまな板と包丁類。
特にまな板は表面に包丁類の細かい傷がついていて、その傷が細菌の温床になっています。
調理前と後に洗剤をつけたたわし類でよく洗い、最後に熱湯消毒をすればいいでしょう。
野菜、肉、魚と食品ごとに使いわけてまな板を管理するのも賢い方法です。
食器洗いのスポンジの衛生管理も重要。いくら洗剤がついているからといって、そのままにしておくと細菌が増殖します。
使ったらすぐ洗って常に乾かした状態にして保管しましょう。
包丁も特に柄の部分や柄と刃の接合部分は見過ごしがち。しっかり洗っておきましょう。
食中毒予防の基本5 冷蔵庫と冷凍庫を過信しない
冷蔵庫も油断は禁物。特に夏場などは扉の開閉が激しく、庫内温度も高めです。
また冷蔵庫程度の低温では死滅しない菌もあります。
冷蔵庫の中では菌は眠っているだけと考え、長時間の保存は控えましょう。
またいったん冷蔵庫から出した食品は、すぐ加熱調理するか、なるべく早く食べてしまいましょう。
もちろん冷蔵庫のこまめな掃除も忘れずに。
冷凍も万全ではありません。特に解凍時に細菌に汚染される危険性が大きくなります。
じっくりと自然解凍すると、それだけ菌の活動温度の時間が多くなるので、素早く解凍して加熱調理しましょう。