キッチンまわりの食中毒予防
キッチンまわりの食中毒で注意しなければならないものは、まずまな板と包丁類。
特にまな板は表面に包丁類の細かい傷がついていて、その傷が細菌の温床になっています。
調理前と後に洗剤をつけたたわし類でよく洗い、最後に熱湯消毒をすればいいでしょう。
野菜、肉、魚と食品ごとに使いわけてまな板を管理するのも賢い方法です。
食器洗いのスポンジの衛生管理も重要
いくら洗剤がついているからといって、そのままにしておくと細菌が増殖します。
使ったらすぐ洗って常に乾かした状態にして保管しましょう。包丁も特に柄の部分や栖と刃の接合部分は見過ごしがち。しっかり洗っておきましょう。
冷蔵庫と冷凍庫も抽断は禁物
冷蔵庫も抽断は禁物。特に夏場などは扉の開閉が激しく、庫内温度も高めです。
また家庭の冷蔵庫や冷凍庫程度の低温では死滅しない菌もあります。
冷蔵庫の中では菌は眠っているだけと考え、長時間の保存は控えましょう。
またいったん冷蔵庫から出した食品は、すぐ加熱調理するか、なるべく早く食べてしまいましょう。
もちろん冷蔵庫のこまめな掃除も忘れずに。冷凍も万全ではありません。特に解凍時に細菌に汚染される危険性が大きくなります。
じっくりと自然解凍すると、それだけ菌の活動温度の時間が多くなるので、素早く解凍して加熱調理しましょう。