低体温の人が多くなってきている
現代人は、低体温の人が多くなってきています。低体温を改善する本が売れているのもそのせいでしょう。
手足が冷えるくらいの自覚症状しかないので、あまり気にしたことがない方でも、免疫力が上がるなどの効能を耳にすれば、改善できるのならしたいと思いますよね。
では、現代はどうして低体温の人が増えてしまったのでしょうか?
低体温の大きな原因は食生活の乱れ
食生活の乱れが一つの原因なのですが、ミネラルの不足や、ビタミンの不足があげられます。
ビタミンやミネラルが不足すると、体の中の乳酸が分解されにくくなってしまいます。
低体温で乳酸が貯まると、疲れが貯まります
みなさんは乳酸ってどう言うものがご存知でしょうか?
乳酸が体の中に貯まると、疲れが貯まります。とても疲れやすい体質になってしまうのです。
と言うことは、低体温=疲れやすい体質、と言うことになります。
ミネラル不足、ビタミン不足の状態が続けば、ちょっとがんばった後は、なかなか疲れが抜けない体質になってしまいます。
これでは、日々の暮らしも楽しむことが出来ませんから、体質を改善しなければなりません。
加工食品ばかりに頼らず、普段から、ミネラルやビタミンが含まれる食品とたくさん取りましょう。
加工食品ばかり食べることは
ミネラルやビタミンが含まれる食品やサプリでせっかく補っても、加工食品ばかり食べることにより、ビタミンやミネラルが洗い流されてしまうそうです。
加工食品ばかり食べることは、カロリーが高いのに、必要な栄養が取れないことだけでも、十分に問題があります。
ここでいう加工食品とは、主に添加物が多く入った食品とさします。
たとえばハンバーガーでしたら、ファストフード店のハンバーガーは加工食品と言えますが、自分の家でパンやパテ、ソースまで手作りしたハンバーガーなら加工食品とは言えません。
全ての物を手作りするのは大変ですが、家庭で材料を買ってきて作るごはんは、外食の食べ物より添加物は少なくなります。
自然食レストランなどもありますので、低体温を改善したいなと思う方は、添加物を減らしていく工夫をしてみましょう。
自律神経失調症にもなり易い
35度前後の低体温の人は、自律神経失調症にもなりやすいといわれます。
自律神経が不調になると、めまいや、吐き気、生理不順にもなってしまいます。
そして低体温が改善されずに、年を取り、そのまま、更年期に入ると危険です。
なぜなら、更年期障害が重度となって出てきてしまうのです。
新陳代謝が低いと、肌細胞が生まれ変わることが遅くなり、肌もくすんできます。
また、薬物代謝酵素の働きがにぶくなるので、病気の時に薬を飲んでも、あまり効かなくなることがあります。
そして、通常よりも薬の副作用が出やすくなることもあるのです。
