アニサキス症~魚の生食に注意
魚を生食する機会が多い現在、注意しなければならない寄生虫病です。
アニサキス症はアジ、サバなどの青魚を始め、タラ、ニシン、イカなどに寄生するアニサキス幼虫(体長1から3センチ、成虫はイルカ、クジラなどに寄生する回虫)が胃や腸に入り込み、おこす病気です。
これらが寄生した魚を生食した後急激な腹痛がおこり、その後腸や胃の壁に病変ができます。
また幼虫が壁を食い破って重症になる場合もあります。
冷凍が安心
アニサキス幼虫は先にあげた魚類に高確率で見つかる寄生虫です。
これらの魚をなるべく生食しないことが一番の予防になりますが、この幼虫はマイナス20度以下で一晩冷凍すれば死滅するのでまず安心です。
なおこの幼虫は酸に強く、酢漬けにした魚の切り身にも見つかることがありますから、「しめサバ」「しめアジ」でも安心はできません。