閉塞性動脈硬化症どのような症状なのでしょうか。
閉塞性動脈硬化症(末梢動脈疾患)とは
太ももやふくらはぎが痛む「閉塞性動脈硬化症」は主に下半身の動脈に起こります。
この症状は「足梗塞」とも呼ばれ、動脈硬化が進むことで、ふくらはぎ、太もも、骨盤の中を通る動脈そのものが狭くなったり詰まってしまったりしてしまうことが原因です。
進行すると
閉塞性動脈硬化症は、初期症状がほとんどなく気が付かない場合が多いです。ときどき、太ももやふくらはぎに痛みを感じることがある程度で、車での移動が多く、歩く機会が少ない方は特に気付きにくいので注意が必要です。また、症状がみられても「年のせいかもしれない」と放っておいてしまい、いつのまにか進行して重症化するケースも多く報告されています。
動脈硬化が進むと「間欠跛行(かんけつはこう)」という症状が現れます。間欠跛行とは、長い距離を歩いたり階段や坂道を登ったりすると、ふくらはぎの筋肉に痛みを感じ、しばらく休むとまた歩けるようになるという末梢動脈疾患の症状です。
閉塞性動脈硬化症になりやすい人
末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症)になりやすい人は、高齢者や喫煙者、糖尿病がある人です。また、なんらかの歩行障害があり、血圧が高い人なども注意が必要です。
(末梢動脈疾患)とはを防ぐためには
脳梗塞、心筋梗塞と同じように血管の老化や硬化を防ぐ生活を心がけましょう。
血圧が高い人はきちんと管理し、喫煙者は禁煙しましょう。また、歩くことで細かい血管が発達して足への血流が改善するので、毎日30分以上の散歩を心がけましょう。