漢方にも健康保険が適用される
1976年には漢方にも健康保険が適用されるようになり、現在は一般の病院の診療にも浸透しています。
約9割の医師が漢方薬を処方した経験があるというデータもあります。
ドラッグストアで市販の漢方薬を購入したり、漢方専門薬局で勧められる漢方薬に比べると、保険で処方された方がかなり安く手に入れることができます。
漢方薬は高い?
漢方薬は長期間飲み続けるケースもあるので、「高いと困る」と思っている人がいるのでは?
しかし、漢方薬は健康保険が適用されるので、大半の人は3割負担でOK。
ただし保険の対象は148種類で、すべての漢方薬に保険が使えるわけではありません。
とはいうものの、多くの医師が処方している漢方薬のエキス製剤のほとんどは、適用対象に入っているため、保険が使えると思っていて大丈夫。
保険適用なら。長期分でも負担が少ない
初回は2週間分を渡されることが多いので、1か月分ならその倍程度。
処方される薬の種類によって金額は微妙に違いますし、複数の漢方薬を処方される場合もありますので一概にはいえませんが、保険が効く診察代と薬代を合わせてもそれほど大きな負担にはならないはずです。
ただし自由診療の医療機関も一部あるので、受診前に必ず確認をしましょう。
なおエキス製剤だけでなく、煎じ薬に使われる生薬も240種類ほどが保険適用されています。ただ、煎じ薬を処方している医療機関は、特に自由診療である場合が多ので注意が必要です。