漢方医学の「気・血・水」とは?【東洋医学を学ぼう!】

漢方医学の「気・血・水」とは?

漢方医学の「気・血・水」とは?

気・血・水」(きけつすい)は、漢方で証を見極めるためのものさしのひとつ。

心と体は「気・血・水」の3つの要素で構成されていて、それらが過不足なく体内をうまく巡ることで健康が維持されると考えられています。

つまり、どれかが不足していたり、滞ったり、偏ったりしてバランスが崩れると、不調や病気が生じるということになるのです。

漢方医学の「気」とは?

まず「」は、「元気」「気力」といった言葉からも想像できるように、活動の源となるエネルギーを指します。

気が充填していれば、イライラすることもない。
気の異常には、気が不足する「気虚(ききょ)」、うまく巡らなくなる「気滞(きたい)」などがあります。

漢方医学の「血」とは?

」は、体に必要な栄養をもたらす血液と、血液から生まれるホルモンなどの働きのこと。

血の流れが滞ることを 血といい、月経異常や肌荒れ、頭痛、肩こりなどが起こりやすくなります。

漢方医学の「水」とは?

そして「」は、血液以外の体液を指します。

全身に栄養やうるおいを与える働きがあり、水の異常の「水毒」になると、むくみやめまい、冷えなどの症状が現れます。

漢方医学の診察

診察では「気・血・水」の状態をみて、どこに問題があるのかを探っていくのです。

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