慢性関節リウマチとは

慢性関節リウマチとは

慢性関節リウマチという言葉を聞いたことはあるでしょうか。これは、2002年以前に使われていた病名ですが、現在では,慢性、という言葉が外されています。病気の実態から、離れたものとなったからです。
実は、関節リウマチの治療は、治療薬の開発により近年目覚ましい進歩を遂げ、患者さんの生活への影響も大きく変わっているのです。
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リウマチという言葉

関節リウマチは古くから人類を悩ませてきた病気です。リウマチという言葉は、紀元前400年頃の古代ギリシャの医師ヒポクラテスの時代から使われていました。かつては、一度発症すると有効な治療法がなく、次第に症状が進み、車椅子や寝たきりの生活を余儀なくされる不治の病、でした。治療薬も痛み止めを中心とした対症療法的なものでした。

関節リウマチは進行を止めることができる病気

20世紀に入って、抗炎症作用のあるステロイドや免疫異常に効果のある抗リウマチ薬が使われるようになり、次第に関節の破壊を抑えることができるようになってきます。
21世紀に入ると「生物学的製剤」という、遺伝子組換え技術を活用した新しい治療薬が開発されました。仕組みについては後で詳しく説明しますが、この治療薬は免疫異常そのものに働きかけ、炎症を抑えることのできる画期的なものです。生物学的製剤の登場により、関節リウマチは進行をほぼ止めることができる病気となってきているのです。

関節の破壊を進行させない

現在、関節リウマチの患者さんにとって重要なのは、できる限り早くから適切な治療を開始して関節の破壊を進行させないことです。そのためにも早期に病気の兆候を発見し、治療をスタートさせることが大切です。

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