膠原病とは
関節リウマチに似た膠原病の話をしたいと思います。
膠原病とは、1942年に初めて発表された病気でたくさんの病気の総称になります。
臓器の病気ではなく、体の中のコラーゲンに対する病気です。
コラーゲンというのは、体中の細胞と細胞をくっつける「糊」のようなものをイメージしていただけると分かりやすいかなと思います。
コラーゲンというのは体中にある細胞と細胞をつける「のり」ですからその「のり」に対する病気です。
膠原病の原因
「のり」の成分に、自分の免疫が働いて膠原病を発症します。
膠原病を考える上で、その自己免疫というものが大事になってきます。
免疫の「疫」これは感染症を示すことがあります。
この感染症から逃れる体の備わっているシステムであります。
免疫が強ければ良いのか
免疫が強ければ強いほど良いのかというと、そういうわけでありません。
その免疫力が、自らの先ほどの「のり」コラーゲンの成分を間違って攻撃することがあります。
これが自己免疫と呼ばれるものです。
これが自己免疫疾患です
体の中に病原体、ウィルスや細菌などが入ってきた場合、それを外に出そうとする働きが体の中には備わっています。
そして遺伝的素因に、紫外線や過労、ストレス、ウイルス感染など、環境的なものが加わることによって、自分の体の組織、例えば肺や腎臓、心臓、関節、皮膚といった、自らの組織を攻撃することで起こってくるのが膠原病になってきます。