全身性エリテマトーデスの皮膚症状【わかりやすい】膠原病のはなし

全身性エリテマトーデスSLE

全身性エリテマトーデスSLEは、古典的膠原病の一つです。
皮膚だけでなく腎臓、神経、肺、心臓など、様々な臓器が犯されます。発熱、全身倦怠感などの全身的な炎症と、関節、皮膚、内臓などのさまざまな臓器の障害が一度に、あるいは次々に起こってくる病気です。

全身性エリテマトーデスSLEの皮膚症状

SLEに関連した皮膚所見です。
代表的なものとして「蝶型紅斑」があります。
急性期の皮疹であって活動期の高い時に見られます。その他、粘膜潰瘍と、硬口蓋の潰瘍が特徴的です。
痛みを伴わないのが特徴と言われています。
時期によっては痛みを伴うこともあります。

その他、非瘢痕性脱毛、頭の中の紅斑や脱毛することがあります。

乾癬(かんせん)

次は乾癬(かんせん)です。
乾癬は、再発を繰り返す慢性の皮膚病で、特に関節が痛くなります。
境界明瞭な局面と、厚いリンセツが特徴です。
痒みは軽度で、頭の中や四肢伸側、腰にみられます。

乾癬性関節炎

関節炎、脊椎炎、腱付着部炎を有する方で、現在乾癬にかかっている。
もしくは既往歴のある方、家族歴のある方、典型的な乾癬の爪病変がある方。リウマトイド因子が陰性である方
指の炎症がある手、足のX線検査で特徴的な所見がある方
そういった場合、乾癬性関節炎の可能性があります。

頭皮や爪に指と言ったパッと目につきにくい場所に皮疹がある時がありますので、感染の関節炎には注意が必要です。

膠原病を早期に発見するためには、皮膚症状が非常に大事

以上、お話できました膠原病というの、は多くの病気の総称であります。
全身にわたるを病気でありますし、時に関節リウマチに似たような症状が出ることもあります。
膠原病を早期に発見するためには、皮膚症状が非常に大事であります。
今日のポイントを参考にしていただいて、皮膚科の方にご相談してください。

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