回転性めまいの対処法
回転性のめまいの対処法について考えてゆきます。
よく急に立ち上がったり、朝起き上がったりするとくらっとする眩暈(めまい)を感じることがありますね。立ちくらみなどとも呼ばれますが、病的なものと自然現象といえるものと分かれます。
急に立ち上がった時などは貧血や低血圧などが原因で、脳の血流の調整が間に合わないことが原因といわれます。この場合は食事を改善し十分な睡眠をとるなどの対処法が考えられます。
では、回転性の目まいが起きた場合はどのように対処すればよいのでしょう。
回転性めまいの原因
回転性の目まいの原因は、主に『内耳』にある三半規管の異常が考えられます。体の平衡感覚などのバランスを保つこの器官の異常は「良性発作性頭位めまい症」といわれ、過労やストレス、貧血などの栄養不足などが原因です。
ほかには、脳に異常のある場合、自律神経失調症、ホルモンバランスの乱れ、などの原因も考えられるので、耳鼻咽喉科やめまいの専門外来などを受診して原因を確かめることが大切です。
回転性めまいの治療
回転性めまいの治療法は、その原因によって変わってきます。「良性発作性頭位めまい症」の場合は、三半規管に原因があるので、耳鼻咽喉科などを受診しますが、目眩が長く続くようなら悪性が考えられ脳や中枢神経の異常と考えられるため、脳神経外科への受診をお勧めします。
また、自律神経失調症が疑われる場合は、ストレスの軽減や十分な休養と睡眠が必要です。漢方薬の力を借りるのもよいかもしれません。
回転性めまいと非回転性めまい
回転性めまいと非回転性めまいの違いは、文字通り回るか回らないかという意味で、非回転性めまいの特徴のふらっとする、目の前が暗くなるなどの症状があります。
ぐるぐる回る方が症状が重そうですが、非回転性めまいの原因は脳の障害の可能性が多いため対処が遅れると重篤な症状を引き起こす原因となりかねませんので注意が必要です。
回転性めまいの症状
回転性めまいの症状のひとつの壁や天井がぐるぐるまわるような感覚があり寝返りもつらい、なおかつ耳鳴りや難聴などの症状が併発しているときには、メニエール病の可能性が考えられます。
メニエール病は激しい回転性のめまいと耳鳴り、低音域の難聴などが同時におこり、さらに吐き気やおう吐がある場合もあります。