中耳炎など重症化しやすいかぜからくる耳の病気
中耳炎など重症化しやすいのは、かぜのウイルスや微生物が外耳道から耳管を通って中耳に達し炎症を起こすと急性中耳炎になります。
この病気は、かぜをひいた後に耳の痛みから、うみの混じった耳だれを出すこともあります。
急性中耳炎は、ほおっておくと耳の中に分泌液がたまり毒出性中耳炎になりやすいので確実に治るまで通院することが大切です。
かぜからくるのどの病気
鼻からのどにかけて吸入したウイルスや微生物が感染すると、のど(咽頭)の粘膜やリンパ組織に生じる急性の炎症急性咽頭炎(きゅうせいいんとうえん)や、高熱や食べ物や唾液を飲み込むのが辛いほどのどが痛む急性扁桃炎(きゅうせいへんとうえん)、炎症によって喉頭の腫れが強くなる急性喉頭炎(きゅうせいこうとうえん)などの病気がおこります。
これらは単独ではなく急性鼻炎などと合併して症状が現れることが多いようです。
症状としては発熟、のどの痛み(飲み込むときの痛み)、声がれ(喉頭炎)、呼吸困難(雇桃炎)などが特徴です。
かぜからくる鼻の病気
ウイルス感染では、鼻腔粘膜に炎症が起こり急性鼻炎(きゅうせいびえん)、鼻詰まりや水のような鼻汁と典型的な鼻かぜの症状が現れます。
重症になると頭痛や発熱を伴い、副鼻腔炎(ちくのう症)をおこすこともあります。
急性鼻炎も咽頭炎や喉頭炎、中耳炎と合併しておこる場合が多いようです。